2010年5月アーカイブ

Nonと言うこと

| コメント(2) | トラックバック(0)

渡仏3年目にわたしは結婚しました。

フランスに来た理由は留学だったので

最初の3年近くは部外者として外からフランスを観察していました。



たとえ、ステイ先の家族と親しく暮らしていても

やはり、わたしは当事者ではありませんでした。



それがダーリンと知り合って、

フランス人との普通のお付き合いをする事になりました。

ダーリンの家族や友達とのお付き合い、すなわち

フランスで生活する者の目線で暮らすようになりました。







まず第一に習得しなければならなかった事は







Non!







と言うこと。







日本で普通に暮らしていると

断らなければならない場面は少ないのですが

と言うか、遠まわしに断る事はたくさんありますが

実際に



「いいえ、できません」

(頼まれ事をされた時)



「いいえ、いりません」

「いいえ、ほしくありません」

(何かを勧められた時)



など、直接 "Non"と言う習慣はありません。

しかし、フランスでは言わなければ伝わらないのです。



相手が義理の母だったりすると、断る事すら不可能に思えます。

しかし、できないものはできないし

ほしくないものは、ほしくない。



渡仏3年にしてわたしは"Non"と言うことを学びました。







しかし、フランス人全員が、ただ単に自己主張しているわけではありません。

やはり、よい人間関係を築くためには相手を思いやる必要があります。

そして、フランス人はマナーにうるさい人たちでもあります。



学生時代の知人に、日本人とは思えないほど

自己主張する日本人女子がいました。



思った事をすべて言葉にする人だったのですが

遠慮するという事を知らなかったのかもしれません。

決して悪い人ではありませんでしたし、意地悪でもありませんでした。



多分彼女は、フランスでは自己主張しなければならないと

勘違いしていたのかもしれません。

彼女には、フランス人もびっくりしていましたから。



私の友人、フランソワーズはとってもやさしい人で

よほどの理由がない限り"Non"とは言わないフランス人です。

相手を想うあまり、どうにかしてあげたいと思うのでしょうね。

"Non"と言われると、多少は傷つきますから。

このアーカイブについて

このページには、2010年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年12月です。

次のアーカイブは2010年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.27-ja